第4話「深夜のショッピングモール」  百物語2012本編

語り:ねーむど ◆zN2K111QVA
16 :ねーむど ◆zN2K111QVA :2012/08/18(土) 21:23:13.20 ID:f5IEbXTn0
第四話 「深夜のショッピングモール」

(1/3)
お盆帰りした時に叔父がしてくれた怪談(ちょっと脚色)


その夜、叔父は富士山までドライブに行った帰りで、
その途中であるショッピングモールの駐車場に入った

バイパスの途中にある割と大きな店で、
周りには人家とかないのに突然大きなガラス張りの店がドーンとあるらしい

本当は深夜は駐車禁止だけど、
駐車券を切られるわけでもないし、何より自販機があるので、
叔父は深夜の休憩場所としてそういうショッピングモールをよく利用するらしい
(ちなみにその店に来るのは初めてだったらしい)

駐車場には他に車はなかった

17 :ねーむど ◆zN2K111QVA :2012/08/18(土) 21:24:11.56 ID:f5IEbXTn0
(2/3)
コーヒー片手にONE PIECE読んで休憩していた叔父は、
ふと顔を上げた時に、店の二階(そこもガラス張り)に白っぽい影が立っている事に気付いた
店の中は真っ暗でほとんど見通せないが、
確かに女性っぽいシルエットだったそうだ

ここで叔父は、この店がその筋(ドライブ仲間?みたいなもの)では有名な
深夜に幽霊の出るショッピングモールだと気付いたそうだ

自称霊感ゼロな叔父は思わずその影をまじまじと見つめてしまった
しかし、いつの間にか消えてしまったらしい

叔父は(珍しいものを見た、かもしれない)程度にしか思わなかったらしい
またONE PIECEを読み始めた

18 :ねーむど ◆zN2K111QVA :2012/08/18(土) 21:25:20.37 ID:f5IEbXTn0
(3/3)
ところが暫くして、また顔を上げると今度は一階にそれらしい影が見える

ドキっとしたが、別に近づいてくるわけでもないので
またジロジロ見ていたらしい
これも十秒くらいで消えてしまったとか

さすがに二度続けて見えたとなると
暢気な叔父も気になったようでTwitterで呟こうと携帯をいじり始めた

そして、「幽霊見た」まで打って、「なう」をつけようかどうしようか迷ってた時に
不意にコンコンと、誰かが窓を叩く音がした
叔父は無我夢中で車を発進させたそうだ

【終わり】